近年、日本においても、一つの住空間を複数の人でシェアし生活する新しいスタイルの住戸が増えてきている。今回は特に、積極的に共有空間を利用し人が集うことを目的とした共住の居住空間を取り扱う。ここでは、リビング、キッチン、バス・シャワーなどを共有し、部屋は個室を利用するというシステムである。このような人が集まり交流することを目的とした居住空間では、共有の空間を共に使い親交を深めるとともに、メンバーの交流を深めるためのイベント等が企画される事が多い。特に近年においては、共同で生活する事をメリットとして考え、共有スペースの充実化を図ったり、他者との交流を目的として、外国人と日本人が半々の国際交流を売りにするなど様々な取り組みが見られる。このような新しいスタイルの居住の方法について、その状況を理解すると共に、建築計画との対応の中でどのように位置づけてゆくかなどについても考える。
開催概要:
主催 ―― 建築計画委員会空間研究小委員会 共催:建築人間工学小委員会
日時 ―― 2014年6月29日(日)13:00~17:00
会場 ―― STYLIO WITH 上池台(東京都大田区上池台5-37-8)
パネリスト ―― 佐藤将之・佐藤誌津(早稲田大学)、大島芳彦(ブルースタジオ)、篠原聡子(日本女子大学)、北川啓介(名古屋工業大学)
参加費 ―― 会員1,500円、会員外2,500円、学生1,000円
詳細 ―― 本会HP(※事前申込/定員(60名)超過の場合のみご連絡)